前編はこちら
インタビュアー:酒井 洋輔
(ケの日のこのまち編集長 くらしとすまいの松栄三代目)
会話つまみ食い
「MORANGE」が生まれるまで


酒井:
在原さんはパティシエとしてどのような道を歩まれてきたのでしょうか。

在原さん:
小学生の頃からお菓子が好きで、いつかパティシエにはなりたいと思っていました。
実は、社会人になりたての頃は料理屋で働いたり、キラキラした人に憧れて会社員になったこともあったんです。それでもやっぱりお菓子の方が楽しいなと思って、製菓の世界に身を置くようになりました。


酒井:
パティシエとして修業する中で印象的なエピソードがあれば教えてください。

在原さん:
修業とはちょっと違うかもしれないんですが、専門学校で講師をしている頃の学びはすごく大きかった気はしますね。


酒井:
専門学校で働いていたこともあったんですね!

在原さん:
はい。娘が生まれた頃にワークライフバランスを考えて、専門学校に勤めてみようと思ったんです。でも、いざ講師として働いてみると、自分には基礎知識が足りなかったことにも気づかされました。
生徒に教えながらも裏で自分も勉強するような生活だったのですが、その経験はお店を持つ上でもとても役に立っているなと思っています。

酒井:
その後、どういったきっかけで「MORANGE」がオープンしたのでしょうか。


在原さん:
元々、ここは「Cafe くの家」さんっていう定食屋さんだったんですね。私も好きなお店で、作った焼き菓子を店内で販売させてもらったりすることもありました。
そのうちにコロナ禍に入ってしまって、くの家さんの営業が難しくなってしまって。そのタイミングで、「この場所で、在原さんのお店をやってみないか」って声をかけてもらったんですよね。
ちょうど私も自分のお店を持ちたくて物件を探していたところだったので、ふたつ返事で「やります!」って手を上げたんです。

酒井:
そういうご縁もあって、このお店が生まれたんですね。

在原さんの一日


酒井:
一日のルーティーンを教えてください。

在原さん:
今はワンマンでお菓子作りをしているので、朝はものすごく早いんです。だいたい、 4時前には起きますね。横浜市内の自宅から車で出勤して、お店に着いたら11時までに朝の当日のケーキを準備しますね。
営業が始まると販売のスタッフがいるので、営業中も私は厨房にこもって仕込みをしてます。
- 4時前
- 起床
- 6時
- 車でお店へ出勤 製菓作業を開始
- 11時
- 開店
- 18時
- 閉店
- 20時
- 帰宅
- 22時
- 就寝

笑顔でお返しをしていきたい


酒井:
「MORANGE」さんと言えば、妙蓮寺の「古民家HUG」でアフターヌーンティーのイベントも開催されていますよね。

在原さん:
はい。古民家HUGで毎年秋シーズンに「古民家アフターヌーンティー」というイベントを開催しています。フィンガースイーツやセイボリーが並び、特別なドリンクとともに楽しめるようになっていますね。
これまで、「GENTILE」さん、「Kitchen Caprice」さん、「Ortaggi a Foglia」さん、「ワイン家 Solish」さんなど、白楽〜東白楽エリアの人気レストランの方々ともコラボさせていただきました。


酒井:
その他にも、寄付やフードロス削減など、色々な取り組みにも目を向けられているとか。

在原さん:
例えばパウンドケーキなどの焼き菓子には端の部分が出るじゃないですか。従来は販売されずに廃棄になっていたところを安い価格で販売することで、フードロスを減らしています。
また、この商品で得た売上の半分を医療センターの方に寄付させてもらっています。


酒井:
日々のお店を営むなかで感じる幸せなこと、印象的なことがあれば教えてください。

在原さん:
そうですね。うちはコミュニケーションを大事にしたいなって思ってるので、販売スタッフもそういう方々が来てくれてるので、お客様との会話を楽しみながら接客してます。そうするとやっぱりお客さんも温かい気持ちで帰ってくれるので。
考えてみれば当たり前のことなんですけど、ケーキを買いに来るお客様って、元気な人だったり、これから元気になりたい人なんですよね。誰かを幸せにしたくてご来店してくれる。
そういうお客様だからこそ、こちらも笑顔でお返したいっていう気持ちでお店を営んでいますね。

Pâtisserie MORANGE (パティスリー モランジュ)
- 住所
- 横浜市神奈川区西神奈川1-15-15
- WEB
- https://morange.official.ec
この記事をシェア




