今回は菊名駅東口から徒歩1分!
新鮮なお刺身、干物、アジフライなどをテイクアウトできる『ささや』さんへ。

お話を店主の金澤さんに伺いました。

大型量販店のバイヤーから、魚屋へ
金澤さんは新卒で日本のスーパーに入社し、現場で鮮魚をさばき始めます。
その後、大型量販店に転職し、シーフードバイヤーとして約20年勤務。最終的には管理職を務めました。
「大型量販店は大量仕入れ・大量販売のビジネスモデルで、鮮魚はどうしても苦手な分野でした。でも鮮魚自体は好きだったので、もっとちゃんと販売したいという気持ちはずっとありました」
仕入れのプロとして培った目利き力と、現場で身につけた包丁さばき。
その両方を活かせる場所として、自分のお店をオープンすることになりました。

「ささっと」から「ささや」へ
実は法人名は「ささっと」だそう。
気軽に立ち寄って買い物できる、そんなコンセプトから付けた名前です。
ただ、お店の名前に使うには少し迷いがあったんだとか。
「”ささっと”ってお店の名前にすると、出しているものが手抜きっぽい印象を与えるかもしれないって意見もあって。でも『ささ』という字は好きだったので、『ささや』にしました」
“ささっと”の気軽さは残しつつ、看板は「ささや」。
そこに込められたのは、街に根ざした親しみやすさです。

冷凍庫を置かない、という挑戦
ささやの一番のこだわりは「冷凍しない」こと。
だからお店に冷「凍」庫は置いていません。扱うのはすべてチルド商品=生だけです。

「干物も、加工してから一度も冷凍していないチルドの干物なんです。だから身がしっとりしていて、油も乗っています」
アジフライに使う衣にも妥協はありません。パン粉は無添加のもの、卵はケージフリーエッグ、小麦粉は国産の無農薬小麦粉を使っています。
「味に直接影響がなくても、できることはやりたいんです」という真摯な姿勢が伝わってきます。

主役は、小田原の朝どれアジ
お店の顔は何といっても、小田原漁港から直接仕入れる朝どれのアジ!

朝は4時に起床。まず横浜の中央卸売市場へ向かい、そこでも仕入れをして、6時頃に小田原へ出発!
7時頃に漁港に着き、その日に水揚げされたアジをピックアップ。
9時前にはお店に戻り、そこから大量のアジをさばき始めます。今日は約120匹だったそうです。
「通常の流通だとどうしても1日遅くなります。でも朝どれはつい数時間前まで海で泳いでたアジなので、歯ごたえが全然違いますし、生臭くない。それが一番のこだわりです」
人気メニューはアジのお刺身とアジフライ。
「今まで食べた中で一番美味しかった」とお客さんから言っていただくこともあるそうです。


地域の人を「代表して」小田原へ
金澤さんが大切にしているのは、技術や商品だけではありません。
「頼まれてはいないんですけど、この近辺の人を代表して、小田原まで行っているつもりなんです。
本来だったらあの場に行かないと食べられないものを、僕が代表して持ってきて提供しているという気持ちでいます」
コストコを辞めて自分の店を持った理由の一つも、「食を通じてこの地域に貢献したい」という気持ちだったと言います。

お客さんは、地元の方がほとんど
常連さんの多くはご年配の方や主婦の方です。パックをあえて小さめにしているのも、一人暮らしの方に使いやすいようにという配慮からです。

「おかげさまでリピーターさんが非常に多いです。やっぱり朝どれのアジって、一度食べると違いがわかるんだと思います」
開店は12時、閉店は5時頃。午後4時から掃除を始め、夕方6時半にはお店を出て、7時過ぎには帰宅。ご飯を食べて、少しゆっくりして眠る。そんな毎日です。
これからのささや
今後はお弁当など、手軽に買えるものも増やしていきたいと考えているそう。
一人暮らしのご高齢の方にも気軽に手に取ってもらえるものを、という思いからです。
また、アジをさばく作業を効率化するために、3枚おろしマシンの導入も検討中だそうです。
「この地域のより多くの方に知ってもらって、この朝どれの美味しいアジをたくさんの人に食べてもらいたい、それが一番の目標です」

のぼりを立て、テントを張って、もう少し商業的にしていこうかとも話してくれました。
でも根底にある想いは変わりません。地域の人を代表して、今日も朝4時に起きて小田原へ向かいます。
菊名の日常に、新鮮な海の恵みをもたらしてくれる小さな専門店。
朝どれアジの美味しさを、ぜひ一度味わってみてください。
※8/14〜8/23は夏休みのためお休みです
ささや
- 住所
- 横浜市港北区錦が丘1−18
- https://www.instagram.com/sasaya_osashimi/?hl=ja
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