妙蓮寺民のソウルフード 八州屋 

お店とケのまち

今回は妙蓮寺駅から徒歩1分、

創業50年!半世紀続くおでん屋さん八州屋』さんにお邪魔しました!

創業までのあゆみ

『八洲屋』さんがスタートしたのは、昭和49年。

ご主人の井口さんは『八州屋』を創業する前に、東京で2店・横浜で1店、計3店で見習い修行をされました。

若い頃から、サラリーマンではなく自分のお店を持ちたいと考えていたそうで、

中学~高校生のときに、叔父のおでん屋さんで手伝いをしていたそうです。

そのときに「こんな商売もいいな」と思ったのがきっかけで、『八洲屋』を創業することになったそう。

お店をやるなら横浜でやりたかった

「お店をやるなら横浜でやりたい」と思い、横浜のあちこちでお店を探したそうです。

当時不動産屋さんに紹介してもらった、こちらの妙蓮寺にお店は

「ガヤガヤしていないけれど、人も多くて良い街だな」

と感じ、タイミングも良かったため、この場所に決めたそうです。

昔は、こんなおでん屋さんが商店街にひとつはありましたが、今ではほとんどの商店街で、おでん屋さんが無くなってしまいました。

そんな中でも、現在もお店を続けている『八洲屋』さんは、地元民や常連さんにとって大切な存在です。

遠くから通ってくれるお客さんの言葉が励みに

普段は地元のお客さんや常連さんが多いそうですが、遠くから来てくれるお客さんも多いのだとか。

「おたくのおでん、美味しいから!」

と言ってくれるお客様の言葉が、やりがいになっているそう。

そんな沢山のお客様に支えられて『八洲屋』さんは50年続いています。

八洲屋さんの屋号の由来

『八洲屋』の屋号はご主人が修行をした、

東京の『九州屋』さんと
叔父の『三増屋』さん

二つのお店から、一文字ずつ取って『三州屋』という屋号になる予定でしたが

他店で『三州屋』があるとわかり、『八州屋』と名づけられました。

お店にいる時間は一日12時間以上

おでん屋さんの仕事はハードです。

店先に並ぶ品物を11時頃に揃えるために、以前は朝5時頃から仕込みを始めていたんだとか。

現在は少し遅くなりましたが、それでも6時か7時には仕込みが始まります

お店が終わるのは19時くらいなので、井口さんは一日12時間以上お店にいるそうです。

今でも長く働く日は14時間以上働くこともあるのだとか。

今は、パートさんや奥さんを含め、合計4人の従業員でお店を営業しています。
(スタッフさんは労働基準法に則った働き方をしています)

自家製の揚げ物が人気

おでんのなかでも一番のおススメは、自家製の揚げ物なんだそう。

仕入れにもこだわりがあり、魚は東京の豊洲から新鮮なものを仕入れ、おでん種の材料にしているそうです。

その中でも、一番人気はうずらの卵

他にもお客さんの好みによって、沢山の種類のおでんを作っています。

たくさんの種類があるので、お気に入りのおでんを食べ比べるのも楽しそうですね。

このようなサービス品の販売もしており、地元民は夕飯に困ったとき、このおでんパックのお世話になった方も多いのでは!?と思います。

昔ながらの味を変えずに作っていきたい

常連さんは『八洲屋』のおでんの味が好きで通ってくれる。

だからこそ、ご主人は

今後も昔ながらの味を変えずに、おでんを作っていきたい」

とおっしゃっていました。

50年続く、地元民のソウルフードとも言っても過言ではない『八洲屋さんのおでん。

是非一度味わってみてください!

おでん種のお店 八州屋

電話
045-432-5745
住所
横浜市港北区菊名1丁目4−10

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この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち(悪そうな人は友達ではない)農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

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