育てるたのしさを伝えたい 植物のスタイリスト〈PLANTED 三輪 善昭〉(後編)

お店とケのまち

今回は大倉山にある、植物と暮らしのお店「PLANTED」の代表、三輪 善昭さんにお話を伺ってきました。 

プロフィール

三輪 善昭

大倉山の店舗は元々ご実家で、大曾根小学校、樽町中学校に通っていたという超地元っこ。 1972年生まれ。なんとなく気になっていたという「お花屋さん」に就職したことから、植物世界に足を踏み入れ、2018年5月に「PLANTED」を開業。

前編はこちらから

店名PLANTEDの由来

酒井:

PLANTED”って素敵な店名ですけど、三輪さんが考えられたんですか?

三輪さん:

“地球と植物 ”という意味なんだけど、昔いとうせいこうさんがPLANTEDっていう雑誌を作っていて、その雑誌が大好きでね。

なかなか店名が決められなかったから、これにしよう!って決めました(笑)

今はもう廃刊しているplanted

地元大曾根への想い

酒井:

大曾根でお店を構えて、どうですか?

45年くらい前、以前は母タバコ屋をやっていました。

三輪さん:

お店の場所は、もともと両親が営むタバコ屋で、超地元なのに、いま自分で店を構えても、周りに誰も同級生がほとんどいなくて…ちょっとさみしかったんです(笑)

でも唯一、大曽根の肉のヤマザキさんが同級生で、今も同じ商店街の仲間として、仲良くさせてもらってます。

三輪さん:

ここは、大倉山も綱島も近いから、そこはいいですよね。

あとは、駅から少し離れているので静かで、でも商いの香りはする場所っていうか。

好きな場所、落ち着く場所ですね。

植物の学校をつくりたい

酒井:

1日のルーティンを教えてください。

三輪さん:

7:30に起きて、お店には10:00頃に来て、11:00に開店して、そこからは植物のメンテとか、やることが、とにかくエンドレスにあります(笑)

今は私達夫婦と手伝い一人、計3人でお店を回しているんだけど。デザインとかセレクト、現場の手配とか、私しかできないことも多いから、基本的にはほぼ無休状態です(笑)

でも忙しいのは、ありがたい事ですね。

三輪さん:

ただ、それだと新しいことが出来ないので、任せられる部分を人に任せて、これからは、植物の学校を作りたいなと思ってます。

植物を育てる楽しみ』を味わってほしいんです。

酒井:

外からだと店内はわからないんですが、入ったらホント、植物と雑貨の量と質に圧倒されますよね。

三輪さん:

こういうお店あったらいいなー、というお店を作っているつもりなんです。

立地は意外な場所だけど、じつは結構すごいセレクトをしてると思うんですよね(笑)

今も、お店に入ったときに「わぁ!すごい!」と言ってくださるお客様がいるですけど、それをもっともっと増やしていきたい!

店内には本当に素敵な雑貨たちが並んでいます

酒井:

お客様に、なにかメッセージはありますか?

三輪さん:

うちのお店には、地球の環境問題も含めて『気持ちのいいくらし』を体験しにきてほしいです。

雑貨もアイテムも自信のある商品ばかりなので、共感してもらえると嬉しいですね。

三輪さん:

あとは、大曾根の情報発信をしていきたい!!

それこそ「ケの日のこのまち」みたいなサイトをやっていきたいな。

このインタビューもいいよね(笑)私も大曽根で同じことをやりたいですね!

編集後記

自身のことを『植物のスタイリスト』と表現された、三輪さん。

洋服と違って、成長し育っていく植物のことを考えてスタイリングすることへの想い。

『自身が生まれ育ったこの地に根付き、活動を広げていきたいと』話してくださった姿が印象的でした。

外からは見えづらいのですが、一歩お店に踏み入れると、想いが詰まったアイテム達と、この3人の笑顔に癒やされると思います。

PLANTED 植物とくらしの店

住所
横浜市港北区大曽根1-11-12
WEB
https://www.planted-site.com/
instagram
https://www.instagram.com/planted.jp/

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この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち(悪そうな人は友達ではない)農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

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