歌謡曲からレゲエまで名盤揃い『GOKURAKU RECORD』

ケのまち調査隊

今回は白楽駅から徒歩1分、ビビッドなペイントが目を引くレコード店『GOKURAKU RECORD(ゴクラクレコード)』さんに伺いました!

場所はこちら

今回はオーナーの粕谷(かすや)さんにお話をお伺いしました。

GOKURAKU RECORDさんは1985年に開業。

旅行と音楽が大好きな旦那さんと「好きなときに世界を旅できるように」自分たちのお店を始められたのだそうです。

そんな粕谷さんの趣向を反映してか、お店の棚には懐かしの昭和歌謡から、ロック、ジャズ、レゲエ、アフロ・ミュージックまで。幅広い地域・ジャンルの作品がずらりと並んでいます。

店内ではレコード(バイナル盤)だけでなく、CDの取り扱いも充実

開店当初は、盛り上がりを見せていたインディーズ音楽を数多く取り扱うレコード店として、横浜内外からレコード好きやミュージシャンが出入りするお店だったといいます。

粕谷さんに当時の様子を振り返ってもらうと……「バンドのフライヤーなんかを壁や窓にも貼っていたから、ちょっと入るのに勇気がいる店構えだったかもしれません(笑)」と苦笑い。

粕谷さんとは「西アフリカのジミ・ヘンドリックス」と称されるMdou Moctar(エムドゥ・モクター)など、マニアックな音楽談義で大盛り上がりでした。みんなも聴いてみよう!

お店構えといえば、目を引くのがRoccó Satoshi (ロコ サトシ) さんの手による強烈なウォールペイントです。こちらは、ふらっとお店を立ち寄ったロコさんから「シャッターに絵を描かせてもらえないか」と相談を受けたことがきっかけなのだとか。

開店当時のペイントは粕谷さんいわく「少しだけキース・へリング風」だったそうですが、91年にロコさんが新しく描き直して今に至ります。

「個性的な外観」と言われ続けて30余年、今ではすっかり駅前の定番風景に

オープンから40年経った今でも、粕谷さんが大切にしていること。それは、常連のお客さんとのコミュニケーションなのだそうです。

「お店を営むからこそ、すてきなレコードに日々出会えたりする。BGMとして流してみて、お客さんの反応をうかがってみたり。そういう音楽好き同士の交流がなにより楽しいんですよ」とはにかみながらお話されていました。

ただただ恍惚

最後に、粕谷さんおすすめのレコードを教えてもらいました!

2018年リリースのコンピ『Look At My Soul: The Latin Shade Of Texas Soul』。アーシーで懐かしい雰囲気のラテンソウルに胸が躍ります。

中央に写っている黒いアルバムが、オーナーおすすめの一枚です!

石垣は個人的に狙っていたBlondie『Eat To The Beat』と共に記念撮影です!(笑)

NEW YORKですよ!って感じのジャケットが実にいい

スマホで何でも配信される時代だからこそ、新しい音楽との出会いを「掘り当てる」レコードストアの価値は年々高まっています。音楽マニアではなくても、きっと楽しい発見があるはず。

ポップスから辺境音楽までなんでもアリな品揃えが魅力のGOKURAKU RECORD。その奥深いレコードの世界に、みなさまもぜひ足を踏み入れてみてください!

GOKURAKU RECORD

住所
横浜市神奈川区⽩楽100番地5
WEB
https://gokurakurecord.wixsite.com/gokuraku

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この記事を書いた人

石垣 慧

石垣 慧

91年生まれの妙蓮寺在住。「出版社ビーコン」を主宰するほか、編集者として、また文筆家・校正者としても幅広く活動中。

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