毎日食べても飽きない、家族で作る味〈おがさや 関谷聡〉(後編)

お店とケのまち

酒井:

前編では、おがさやがお茶屋から始まったことや、家族経営ならではの強みなどをお伺いできました。後編をどうぞお楽しみください!

前編はこちら!

やってみて気づいた、飲食店経営の厳しさ

関谷さん:

幼い頃から、近くで見続けてきた飲食店経営、わかっていたはずでしたが、実際にやってみると

今まで何も見えていかったのと同然だ

と思い知らされました。

お客様に『1』の仕事を見せるために、裏では『9』の仕事がある。

関谷さん:

実際に入ってみて、大変なことは山程あることを思い知らされました。

小さい頃から見ていた商売ですが、見ているのと実際に働いてみるのでは、全く違う。

ただ、そこに”ツラさ”は微塵もないんですよね。

自分で選んで、やりたくてやっている仕事ですから!

毎日食べても飽きのこない味の追求

酒井:

大切にしていることはなんですか?

関谷さん:

『衣食住』の『食』であるこの仕事

毎日安心して食べられるものを提供すること』を第一に考えています。

これは、創業当初からの変わらぬ理念なので、敢えてインパクトのある味付けにはしていません。

本当はもっと塩加減を足したほうが美味しいと思われるのですが

毎日食べても飽きがこないような味の加減

を心がけています。

それを皆様に受け入れてもらっているのが、おがさやだと思っているので。

実は最近、店の名前を「餃子のおがさや」に変えたんです。

先代から引き継ぐレシピで作り続けている、看板商品の『餃子

関谷さん:

餃子の味をより良いものにしようと、何度も何度も味の改良にチャレンジしたのですが、何をやっても、先代の秘伝のレシピ以上の味にならないんです。

関谷さん:

うちの餃子は非常にシンプルな材料で作っていてるのですが、このシンプルな材料が絶妙なバランスで…

何を足してもこれ以上の味にはならない

これからも改良に挑みますが、シンプル is ベストのこの餃子以上のものを作り出せるのか・・・(笑)

三代目として、これからの課題ですね!

食の安全を守りながら多くの方へ届けたい

関谷さん:

おがさやにいらしてくださるお客様には、期待に応えらえるものをお出しすることをモットーにしています。

ただ、それ以上に食の安全、配膳の安全など、安全に食べていただくことを心がけています。

衣食住の「食」を預かる者として、ここだけは絶対に手を抜きたくない。

関谷さん:

そして今後は、歴史あるおがさやを守ることが第一ですが、おがさやを守りながら、いつか餃子のネット販売を開始するのが夢ですね。

多くの方へおがさやの味を届けられるよう、この菊名で、日々安全な食の提供を続けていきたい、と思っています。

餃子のおがさや

URL
https://www.ogasaya.co.jp/
電話番号
045-401-9484
住所
横浜市港北区篠原北1-1-2

 

この記事をシェア

  • URLをコピーしました

この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち。農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

このライターの記事

RECOMMEND