今回は妙蓮寺と菊名の間にある、小さくてオシャレなパン屋さん、「イケダベーカリー」の池田ちえさんと、串畑ともこさん姉妹にお話を伺ってきました。
プロフィール
池田ちえ(姉)
兵庫県生まれ。小学校4年の頃、大倉山に引越してくる。 美大に進学後、Afternoon Teaへ就職し、飲食業を経験。 現在は3人のお子さんを育てるママさん。
串畑ともこ(妹)
学生時代は菊名の「おがさや」でアルバイトをし、インテリア業界に就職。 結婚を機に同職を退職し、姉とともにベーカリーを起ち上げる。
酒井:
まずは恒例の『関係ない質問』をどうぞ!
- 靴のサイズ
- ちえさん:23.5㎝
ともこさん: 23.5㎝ - 好きな深夜番組
- ちえさん:あちこちオードリー(テレ東)
ともこさん: 見てないです。 - 好きな映画
- ちえさん:「天使にラブソングを」が大好き!
ともこさん: 「 ラブ・アクチュアリー 」 - コンビニでよく買うもの
- ちえさん:おにぎり
ともこさん:ビール - 好きなポテチの味
- ちえさん:カラムーチョ!
ともこさん:コンソメ! - よく見るアプリ
- ちえさん :Instagram
ともこさん:Instagram - 息抜きする場所
- ちえさん:池田家の椅子
ともこさん:池田家の椅子 - 最後に泣いたのは
- ちえさん:この前、子供を怒りながら伝わらなくて(笑)
ともこさん: 鬼滅の刃の映画を観て、わかってたのに泣いちゃいました - 人生最大の買い物
- ちえさん:家
ともこさん:家 - 自分へのご褒美
- ちえさん:コーヒーとチョコレート
ともこさん:銭湯 - 100時間あったら何する?
- ちえさん 、ともこさん:姉妹で韓国行く
- 100万円あったら何する?
- ちえさん 、ともこさん:家族10人でハワイに行く
- 生まれ変わったらなにする?
- 二人でパン屋さんをやる‥かな?(笑)
3周年を迎え、今想うこと
イケダベーカリーさんは、2017年に開店。
住宅地にぽつんとある立地、なおかつ営業は火曜と金曜だけと限られているにも関わらず、美味しくて優しいパンが評判になり、 2020年9月で3周年を迎えました。
地域のリピーターはもちろん、はるばる遠くから来るファンもいる、まちのパン屋さんです。
酒井:
パン屋を開業して3年経ちましたが、どうですか?
ちえさん:
目立たない立地なので、開店後3年経った今でも、徒歩1分のところにお住まいのご近所さんが
『こんな近所にパン屋さんがあるなんて知らなかったわ』と言って来店されたり(笑)
営業日も少なく、住宅街にあるパン屋なので、 まだまだ認知度は低いと思いますが、 おかげ様で3周年を迎えることができました。
本当にありがとうございます。
周りのサポートが開業への力に
酒井:
パン作りを始めたきっかけは何だったんですか?
ちえさん:
一番上の子供が生まれた頃、友人が作ってくれたパンを食べて感激したことがきっかけで、趣味でパン作りを始めました。
国産小麦を使って、ひたすら食パンだけを作っていた時期もあったりしましたが、趣味で作り続けていくうちに、ありがたいことに、私が作るパンを食べたい、と言ってくれる声がどんどん多くなっていって、いつしかパン屋さんになることが私の夢になっていました。
ともこさん:
ちょうどそのころ、私も将来のことをボンヤリ考えていたときで、姉がパン屋を開きたいというのは知っていたし、姉の作るパンが本当に大好きだったので
『一緒にお店やらない?』
って、声をかけたんです。
ちえさん:
そんな、ふわっとした話が出た直後に、さっそく母が土地探しを始めていて…
でもその1か月後には、条件に合っていたこの土地の購入を決めていました。
酒井:
当時、土地購入のお手伝いをさせて頂いていましたが本当に即決で、逆にこっちがびっくりしたのを覚えています。
「え、もう決めるの??」って(笑)
ちえさん:
はい。
主人も両親も応援&サポートしてくれたことが後押しとなって、悩む間もなく、パン屋開業への道が開けていきました。
でも現実は日々子育てに追われる身だったので、パン屋と子育てを両立するためには、自宅兼店舗で開業するしか選択肢がなかったというのも、自宅パン屋開業の理由のひとつです。
基準は「自分の子供が食べても安心なパン」
イケダベーカリーさんが、パン作りで大切にしていることは
“自分の子供が食べても安心なパン”
であるということ。
・ 北海道産の希少な小麦「キタノカオリ」をはじめとする国産小麦
・ きび砂糖
・ できる限り有機栽培のものや、国産の食材
・ 遺伝子組み換えでないこと
・ 餌にこだわっている肉や卵
これらの安心・安全な食材を使用し、
毎日食べても飽きない味で、手の届きそうな価格
で提供できるように工夫されています。
ちえさん:
長持ちさせる為や食感を良くする為の添加物を使用せず、手間と時間をかけたパンの美味しさを沢山の方に知っていただきたいので、いつも原価とにらめっこしています。
市販のパンに比べるともちろん安くはないのですが、安心な材料でこの価格でお出しできるのは、家賃のない自宅で姉妹でやっている小さなお店だからこそかもしれません。
池田姉妹の食に対する意識の高さは、母親の食育が大きく影響しているのだとか。
ちえさん:
幼いころから、母は手作りのごはん以外にもケーキやパンをよく手作りしてくれていて、牛乳なんか北海道からわざわざ取り寄せていたり。
私達の作るパンは、母の手作りの味が元になっているのかもしれません。
後編に続く
イケダベーカリー
- https://www.instagram.com/ikedabakery/
- 住所
- 横浜市港北区富士塚2-8-12
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