想いをお皿に乗せて『菊名/野菜レストランさいとう』(後編)

お店とケのまち

前編はシェフの齊藤良治(サイトウ ヨシハル)さんにお仕事についてお話を伺いましたが、
今回はお料理についてのお話を伺います!

前編はこちら

シェフの齊藤さん。今回もよろしくお願いいたします!

齊藤シェフの一日

オーナーシェフとして、今は多くの野菜料理を生み出されています。

酒井:

今回もよろしくお願いいたします!
齊藤シェフの毎日のルーティーン教えてください。

9:00~10:00ころ
起床
ランチは任せられるスタッフがいる時は仕入れの為農家さんのところや、直売所などに行ったり、こういった取材など他の仕事をしています。
16:30ころ
17:30のディナータイムオープンに向けて準備開始
22:00
閉店
お店の片付けをしたら、系列店の日吉のカフェ(2025年3月に閉店予定)に配達。
戻ってきたら事務作業などやっています。
翌4:00ころ
就寝

齊藤さん:

もう少し睡眠時間を作ろうと頑張ってるんですが、どうしても寝るのが遅くなってしまいます(笑)

酒井:

私も経営者なので、打ち込んでしまう気持ちわかります(笑)

齊藤さん:

健康を謳っているのに「身体壊したら意味ないじゃん」と言われたら、何も言えないです(笑)

齊藤シェフが信頼できるスタッフの皆さん

こだわりのメニュー

2025年1月のお魚のメインディッシュ、『カブ、キャベツ、ほうれん草とお魚のソテー』お野菜のジューシーさが伝わってきます

酒井:

毎月メニューは更新されているんですか?

齊藤さん:

美味しいもの=旬だと思っています。
お肉に比べて野菜は旬が多くて、季節にあった野菜を美味しく食べてもらえるように毎月頑張って考えています。

旬には一番エネルギーがあって栄養価も高い。
身土不二(しんどふじ)という言葉があるように、旬の状態で自然の恵みに感謝しながら地元の野菜を美味しくいただくことにこだわっています。

酒井:

写真もいつも綺麗ですよね。

齊藤さん:

撮り方をカメラマンから教わって、毎回自分で撮っています。
プロが見たら全然だろうけど、スマホが進化しているお陰でなんとか撮れていますね。

こちらは取材スタッフ撮影の写真ですが、齊藤シェフのお写真も素敵なので、ぜひ齊藤シェフのInstagramもご覧ください。

酒井:

一番の人気メニューは?

齊藤さん:

毎月変わるコース料理なので、単品で一番の人気メニューはないけれど、一番の人気は旬の野菜だと思っています。

ポタージュ水と野菜と塩しか使ってないから、素材の味がしっかり出ているので人気の一つです。

シンプルな材料で作るポタージュはファンが多いそうです。

酒井:

齊藤さんのオススメのメニューは?

齊藤さん:

サラダは色々乗っているので魅力的だと思います。

齊藤シェフオススメのサラダ。お話の通り数種類の野菜が入っていて彩りが綺麗です。

新しい取り組み

酒井:

さつまいもの収穫体験など、色々な食のプロジェクトもされていますよね?

齊藤さん:

神奈川大学の経営学部の『マネージメントプログラム』という授業の一環で、インターンとして企業の事業展開に参加するという内容なんですが、うちも新しく食育のプログラムをしたかったので、一緒に考えて企画・運営・実行をお願いしました。

畑から食卓までの流れを学んで欲しかったのと、フードロスの問題や、身体を壊した時の実体験から、食の大切さを伝えたいと思い、考えたプログラムです。

酒井:

廃棄予定だったトマトをジャムにしたりもしていましたね。

齊藤さん:

そうですね。
そのほかに、小学校では味覚の授業、中学生向けに職業講話を実施しています。

毎年夏休みには農家さんにも来ていただいて親子料理教室を開いています。
これから食べる野菜の生産者さんの顔を知れて、野菜づくりのことを直接農家さんに聞けるので、一番いいんですよね。

野菜嫌いの子が野菜を食べられるようになり、親御さんが感動したという声を沢山聞いてます。

親子で来てもゆったり落ち着けそうな空間。

酒井:

私もたまにファストフードを食べますが、私も身体を壊した経験から玄米とみそ汁といった茶色いごはんなどを子供にも食べさせるように心がけています。

齊藤さん:

ファストフードもあれはあれで旨いんですけどね(笑)

酒井:

お客様で多い年代は?

齊藤さん:

若い方も来られますが50~70代の方が多く、ランチでは女性のお客様が来られることが多いですね。
夜はご家族で誕生日や記念日のお祝いにご利用いただいています

酒井:

今後についての展望は?

齊藤さん:

当店の食品工場を充実させたいですね。
レストラン以外で売る商品を開発したいですし、ここに来ればなんでもあるような『食のワンダーランド』のような場所にしたいです。

あと、スイーツの販売もしたいです
奇をてらったメニューではなく、普通の種類の美味しいケーキを求めている人が多いので、それを作っていけたらと思います。

すべてのコースに富士山溶岩釜で焼いた自家製パンが付きます。

酒井:

最後に地域の方にメッセージをお願いします!

齊藤さん:

旬を味わいたい方、僕が感じた「身体を食で喜ばせたい人」にオススメのお店です。
記念日にはうってつけなので是非いらしてください!


齊藤シェフのご先祖様から農家さんをやられていたこともあり、野菜への愛情が伝わってくるインタビューでした。
皆さんも‟身体が喜ぶ”体験、味わってみたくないですか?

新横浜からもアクセスのいい菊名にお立ち寄りの際にはぜひ。

店舗情報

店名
野菜レストランさいとう
住所
神奈川県横浜市港北区菊名6丁目5−16
電話番号
045-434-1761
営業時間
Lunch :11:00〜13:00 / 13:30〜15:30
Dinner:17:30〜22:00 (Lo.20:00)
定休日
月曜日
ホームページ
https://restaurantsaito.com/
Instagram
https://www.instagram.com/rest1968/
その他
席数:36席、全席禁煙、駐車場:有( 専用駐車場3台分完備)

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文/小菊
撮影編集/松本瑞生

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この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち。農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

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