この店だからこそ出会える器を『うつわ屋まほろ』後編

お店とケのまち

1日のルーティン

8時
起床
コーヒーをハンドドリップ入れて
今日やることを確認
12時前
お店に着いて開店準備
ディスプレイ作業や来客対応など一気に忙しくなる
18時
締め作業
18時以降
帰宅し、料理作り

作家さんとの出会い

酒井:

作家さんは、どうやって探されているんですか?

清野さん:

最初は陶器市や、大阪で開催している『灯しびとの集い』などに行ってました。直接個人作家さんに出会えて、お話できるんです。
最近はSNSで繋がりができることも多くなってきました。

でも実際の器を見ないと何とも言えないので、お店に置くかどうかは、ちゃんと自分の目で見て、確認してから取り扱っています。

酒井:

沢山いる作家さんの中で、どういった器を取り扱っているんですか?

清野さん:

割れているデザインの器など、ちょっとアートを感じながらも、きちんと普段の食卓で使えるものを多く揃えるようにしています。
飾ってもいいし、基本の器としての機能もあって、ちゃんと使えるというバランスを大切にしてますね。

清野さん:

あと、展示によってはなるべく若手の作家さんを多く取り扱うように意識しています。
「新しい作家さんたちが展示できる場を作りたい」と思っているんです。

酒井:

まだみんなが知らないものを掘っていく目があって、その目がお店を支えてるんですね。

店名に込められた想い

酒井:

店名には、どんな意味が込められているんですか?

清野さん:

ヤマトタケルが関東に来るときに詠んだ『倭(やまと)は 国の真秀(まほ)ろば 』という歌があるのですが、
『大和は国の中で一番良いところである』という意味なんです。

『うちで器を買って、家にまほろば(「素晴らしい場所」・「住みやすい場所」)を作って欲しい』という想いを込めています。

清野さん:

自分でもよく料理をするのですが、新しい器を買って、使う瞬間ってすごくワクワクするし、楽しいんですよね。

毎日料理をすることが当たり前になっている人も、そういうことで料理に対するモチベーションが変わってくると思います。

うつわ屋まほろの日々

酒井:

こちらのお店では展示会も行っているんですか?

清野さん:

月に1〜2回、展示会をやっています。
中には毎年やる作家さんもいらっしゃいます。

花道家とコラボでインスタライブなどもしましたね。

酒井:

展示会を月1〜2回開催となると、結構スケジュールは大変ですよね!すごい!

酒井:

こちらにいらっしゃるお客様は、どのような方が多いのでしょうか?

清野さん:

メインは20代後半から40代前半ですが、高校生・大学生など若い人もいて、
1万円くらいの、割と良い値段のものを買っていくこともあるので、最近の人は感度が高いなぁと。

地域としては東横線の方や、1回の乗り換えで来れる世田谷辺りに住んでいるお客様も多いように感じます。

あとはお仕事で器を使うお料理関係の方、スタイリング関係の方もいらっしゃいます。

清野さん:

ネットショップの方は、日本に限らず、中国やオーストラリアなど海外からもご購入頂いています。

コロナの時は1日で10個ほど売れたりしたので、月にすると300個ほどネットで販売していましたね。
発送作業は母にやってもらっています。

酒井:

今後何かやっていきたいことなどありますか?

清野さん:

そうですね、外でポップアップをやってみたいです!
食との関わりを増やしたお店やイベントなど、何かやっていきたいとは常々思っています。

酒井:

清野さん、ありがとうございました!

うつわ屋まほろ

住所
横浜市港北区菊名2丁目8−20
WEB
https://www.maholo.net/shop/
instagram
https://www.instagram.com/maholo__/

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この記事を書いた人

鈴木安佳音

鈴木安佳音

広報職や、保育園栄養士などを経験し、2021年にフリーランスとして独立。カメラ・料理・ドラマ・美容・器が好き。

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