蔵で絵本と過ごすゆったり時間 絵本カフェ『33』

ケのまち調査隊

今回は菊名駅周辺にある隠れ家カフェ『33』さんに伺いました!

住所は非公開となっておりますが、菊名駅の近くにあり、所在地は予約した際に教えてくれます。

今回はお話をオーナーの村上じゅんさんに伺いました。

こちらの『33』さんは、2023年8月のプレオープンを経て、10月に本オープン。

来店者さんの口コミや、SNSによって人気が広がっています。

店舗にはリノベーションした『蔵』を利用。

蔵ができたのは明治45年で、なんと100年以上も前なんだとか!

屋根や梁、柱、壁など、ほとんどはそのまま利用し、本棚は周りの柱などに合わせて、新しく作ったそうです。

梁には明治45年という文字が

村上さんは、元々20年ほど会社員をされていたのですが、当時から

「いつかカフェをやりたい」

と思っていたそう。

会社員を続けながら、子育てをする忙しい日々。

そんな中でもお子さまに、毎日絵本を3冊読み聞かせ、コミュニケーションを大切にされていました。

普段は活発なお子さまが、本を読んでいる間は、不思議と落ち着いていることが多く、自然とほっとできる時間になったそう。

その時に「子どもと一緒に絵本を読む時間ってすごくいいな」と感じるようになったんだとか。

そして村上さんにとって『絵本』は救世主で、とても大切な存在になり、

カフェに絵本を取り入れることを考え始めたそうです。

大人気のわにわにシリーズ

現在カフェに置いてある絵本は約750冊!

自分で買い足してるものはもちろん、お客様が「子どもも読まなくなったけど捨てられないから、ここに読みに来るね」と、持ってきてくれるものもあるんだとか。

現在、利用は予約制となっています。

接客は、村上さんお一人でされていて、オープン当初はキャパシティがわからなくて、色々試してみたこともあったそうですが、1年経ってみて、自分もお客様も「心地よく過ごせる頃合い」がわかってきたとのこと。

来ていただいたお客様をお待たせしないように、また自分も余裕が持てるように、お互いが無理なく、ゆっくりできることを大切に営業されています。

33ブレンドとゴルゴンゾーラのチーズケーキ

1時間半=1セットを基本に、最長2セット(3時間)予約することが可能。

予約制にすることで、事前に必要な分だけお菓子を用意することができるので、フードロスになったことはこれまで一度もないんだとか。

「絵本をゆっくり楽しんでほしい」という思いで、ドリンクはたっぷり飲めるポットサービスをしています。

エンガディーナ

お客様は近所の方も多く、今まで面識がなかった方とも新しく出会えて、色々な人の話を聞けることも、このカフェを営業している楽しみのひとつだそう。

「ちょっとドリンクを飲むだけなら、素早く動いているチェーン店の方が便利だと思います。

でも当店のようなカフェは用途が違うと思うので、その役割が満たせるようにしたいです。

ちょっと疲れたな、ゆっくりしたいなと感じた時に、思いだしていただける場所でありたいと、いつも思っています。」

とお話しされていました。



春と秋はペットと利用できる外の席も予約を受け付けているとのこと。

営業日はインスタにてお知らせしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

絵本カフェ33

最寄り駅
菊名駅
Instagram
https://www.instagram.com/kuracafe33/?hl=ja

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この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち(悪そうな人は友達ではない)農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

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