菊名が誇る元祖町中華「明華」(菊名)

ケのまち調査隊

今回は菊名駅東口より徒歩2分、中華料理『明華』さんにお邪魔しました!

場所はこちら!!駐輪場のすぐ裏です!!

お馴染みの赤い暖簾をくぐると、、、店内もまさにイメージ通り!

新しいお店には絶対出せない、本物の「ノスタルジー感」があります。

壁は丁寧に拭き掃除をしているそうですが、経年でこのような色になったそうです。

創業してから60年以上になるこちらのお店は、オーナーの高橋さんのお父様が、昭和の高度成長期に創業したそう。

今回は2代目の高橋さんにお話を伺いました。

インタビュー開始後、少し緊張の面持ちの高橋さん

菊名生まれ、菊名育ちの高橋さん。

10代の頃からお店の手伝いをしており、高校の頃は出前のバイクでこの辺りを走り回っていたそう。

町中華のオヤジさんというと、一見怖そうなイメージがありますが、お店に入ると

「テーブルが良かったら、そちらでも大丈夫ですよ~!」

なんて感じで話しかけてくれる、とても気さくな方です。

笑顔が素敵でとても気さくな高橋さん、

昼の営業は11~15時、夜の営業が17~20時、それぞれ閉店の30分前がラストオーダーです。

実はこちらのお店、マツコの知らない世界にチャーハン特集で出演した、チャーハンブラザーズをして、じっとり系最高峰、と言わしめた町中華の名店。

出典:マツコの知らない世界 2022年3月8日 チャーハンの世界
https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/archive/202203082/

インスタで「明華」と検索すると、訪れた方の投稿がズラリと並ぶ、SNS界隈では有名なお店だったりします。

基本的には高橋さんおひとりで、お店を切り盛りされてるのですが、急にチャーハンの注文が殺到する日があったりするので、お客様に聞くと

「○○さんのinstaでオススメされてたので」

なんて感じのお客様も多いそうです、時代ですね~。

そしてもちろん地元の常連さんも多く、3代に渡って来てくれている方もいらっしゃるんだとか。

さて、気になるメニューですが、、、

値段を見てびっくり!

ラーメンが650円!?

物価高の2023年とは思えない、驚きの良心的価格です。

「自分1人でやってるから出来る値段かなぁ~」

なんて笑いながら話していましたが、こういうお店が地元にあってくれると、地元民は本当に助かります!

そして明華さんの看板メニューがこちらの炒飯

「そうそう、こういう炒飯が食べたかった!」と思わせてくれる、シンプルで安心感のあるお味。

奇をてらった部分は一切なく「THE 王道の炒飯」!

(詳細な食レポはあえて省きます、皆さん実際にご確認ください)

そしてお店の一番人気は、店内限定のラーメン半チャーハン!!

ナルト入り昔ながらのラーメンを絵に書いたような、魅力的なヴィジュアル!

炒飯が有名だけどラーメンも捨てがたい、という方にとっての救世主!


誰が、このセットを発明したのかは不明ですが、世のお父さんたちにとってベホマズンくらいの回復力があるセットではないでしょうか!?

そして町中華では少し意外なメニューですが、オーダーが多いのはオムライス

こちらもシンプルな「THE 王道オムライス」という感じですが、福神漬けが添えてあるのが、明華さんならでは。

このオムライスや、あんかけ焼きそばは、女性からの人気が高いメニューだそうです。

オムライスもひとつずつ手作り

最近は、町中華人気の影響もあり、わざわざ遠方から来る女性客も多いんだとか。

男性が多いイメージの町中華ですが、話好きな高橋さんは、女性のおひとり様も「全然ウェルカムです」とのこと。

長年この町(菊名)でお店をやっていると、高校生から来てくれていた子が、結婚し子供を連れてくれたり、若い頃からの常連さんがおばあちゃんになっていたり、何十年も通ってくれるお客様も多いそう。

お父様が早くに亡くなられたこともあり、若い頃から、長い間お店を切盛りされて来ましたが、40年間は本当にあっという間だったそう!

母と一緒に働いていた時代も幸せだったけど、今も一人で楽しくやってるから、あの頃に戻りたいと思うことは全くないかな

とのこと。

インタビューの最後の「今後やってみたいことは?」という質問に

 「同じ飲食店でも、ス○バみたいなコーヒーショップで働いてみたいな~笑」

なんて冗談も仰っていました。

インタビューを終えて、料理の味はもちろんですが、高橋さんと話に来る常連さんも多いのでは、と思いました。

お近くの方はもちろん、遠方の方もぜひ訪れてみてください。

お腹も心も、あたたかくなれるお店ですよ~

明華

住所
横浜市港北区錦が丘1−16
電話番号
045-431-8938

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この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち(悪そうな人は友達ではない)農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

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