元魚屋さんが営む創作料理『魚くに』(妙蓮寺)

ケのまち調査隊

今回は妙蓮寺駅より徒歩3分、創作料理『魚くに』さんにお邪魔しました!

まずはインタビュー動画をどうぞ!店主の 川端 國雄(かわばた くにお)さんにお話を伺いました!

店主の 川端 國雄さん

『魚くに』は昭和30年頃に、魚屋として開業

國雄さんは18歳の頃からその魚屋を手伝い始め、3代目になります。

魚屋時代は従業員が10人以上おり、新横浜のプリンスホテルや、宴会用にお魚を卸したり、

都内のレストランにもお魚を送ったりしていたため、休みはほとんどなく、とんでもなく忙しかったんだそう。

國雄さんは元々お料理が好きで、魚屋を継ぐ時に「俺は飲食の世界に行ってみたい」とお父様に掛け合ったんだとか。

しかし時代もあり、当時は首を縦に振ってもらえませんでした。

ただ魚屋を続けていく中でレストランやホテルのシェフと仲良くなることが増え、料理の知識が深まっていきました。

時が過ぎ、お父様が亡くなられ、お店を守っていた番頭さん達も定年退職。

さらに、昔と食生活が変わって家庭で生魚をさばかなくなったことなど、様々なきっかけがあり

「それなら念願の飲食店をやってみよう」と、16年前からこの創作料理という業態にチャレンジすることを決めたそう。

店内には当時の魚屋の作りをそのまま活かしたタイルや

食器も受け継いで使用しているものが多いんだとか。

魚屋時代の歴史も感じられる素敵なお店です。

さらにお店の奥には、魚屋時代に取引をしていた仲買さんの千社札が!

千社札は料理屋さんを始める時に、魚屋時代の札の裏に新しく彫り直したため、裏返すと以前のものが見れるようになっていました!

粋な計らいですね。

裏面は魚屋時代の札になってました

そしてお魚の仕入れは、なんとほぼ毎日

『横浜の台所』とも呼ばれている中央卸売市場で、旬で価格も良いものにこだわって選んでいるんだとか。

中央卸売市場

元は魚屋さんだったこともあり、魚の質には特にこだわっていて、『自分がお客様として食べたい値段で提供する』ということを大切に考えているそうです。

高級で貴重なお魚より、『旬で安くて美味しい魚を提供します』というスタンスで、お店を営業されているとのこと。

魚くにさんのお料理は仕入れたばかりのお魚を、すぐお店で捌き、その日に食べることができるので、鮮度や品質は抜群です!

お酒も様々な種類があるそうで、日本酒は常温でも冷やしても美味しい純米酒がメイン。

ワインはお魚に合うように日本のワインで統一されているとのこと。

美味しいお魚とお酒の組み合わせ…!たまらないですね…!!

この日のおススメ「マグロのあご肉焼き定食」

魚屋の目利きで仕入れた美味しいお魚が食べたい時には、ぜひ『魚くに』さんへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

川端さん夫妻の温かく気さくな人柄と、美味しいお料理で、心が満たされるひと時が味わえますよ。

魚くに

住所
横浜市港北区菊名1丁目7−10
instagram
https://www.instagram.com/uo_kuni/

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この記事を書いた人

酒井洋輔

酒井洋輔

編集長
くらしとすまいの松栄三代目。妙蓮寺生まれ・妙蓮寺育ち(悪そうな人は友達ではない)農業を参考に、不動産と建築、街づくりが循環し、持続可能な形で成長するビジネスモデルを探求中。

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