菊名駅より徒歩6分、『菊名神社いけばな教室』さんにお邪魔しました!
場所はこちら!
名前の通り、教室があるのは菊名神社の中!
中央の階段を上って左側に教室の入口があります。
この教室で講師を務められている のは、
華道家の 久保島一智(くぼしま かずのり)さん です。
プロフィール
- 名前
- 久保島 一智
- 経歴
- 1983年生まれ。逗子育ち。 東京大田市場で約8年勤務した経験をいかし、産地見学を毎年行っている。 いけばな作品を初めて見た時の衝撃を今でも覚えていて、自分も作品で人々の心に刺激を与えたいと思い、いけばなの師範を決意。 いけばなの魅力を発信するために、ライブパフォーマンスや、教室での指導に力を入れている。
久保島さんは、元々は工場や結婚式場、バイク屋さんで勤務されていて、
お父様が華道家であるにも関わらず、華道にはそこまで興味はなかったそうです。
ある日、お父様からもらった華道の展示会に足を運んだ時、一つの作品が目に留まり、衝撃を受けたんだとか。その時、直感で
「こんな作品を自分も作ってみたい」
「自分の作品で、見てくれる人を喜ばせたい」
と感じたそう。
さらに、驚くことにその作品は、実はお父様の作品だったそうです!
そこから修業させてほしいとお願いしましたが、1度は断られたものの、東京大田市場の花き部で働きながら、花の知識を身に付けることで、修業の許可をもらい、3年半ほど前に晴れて華道家として独立されました。
こちらの教室は月2回開催されていて、生徒さんは各回5名ほどいらっしゃいます。
趣味で通われている方がほとんどだそうで、
一人ひとりの進度に合わせて指導していくため、初心者でも安心して受けることができます!
こちらは、「くぼ通」といって、久保島さんの展示などの活動をまとめて、毎月作成されています。
展示では生徒さんから有志を募って、作品を展示する機会もあるんだとか!
説明を聞いた後は、いよいよ実践の時間!
指導は基本的に教科書に沿って進んでいくため、まずはその日習得することを教科書を読んで確認し、一人ひとり使用する器を選びます。
一言で器といっても、形や大きさは様々。
器によって、どのように生けるかが変わってくるので、器選びも重要な工程です。
今回は久保島さんに先にお手本を見せていただいた後に、実際に体験させていただきました!
器に剣山を置き、水を注いだら、お花をハサミでカットしていきます。
水の中で切ると、切ったところからすぐに水を吸収してくれるんだとか。
使用するハサミはこちら。
普通のハサミと異なり、柄に手の指を通すところがないのが特徴で、親指と人差し指で軽く挟みながら、4本の指を使って動かします。
慣れない持ち方に最初は苦戦しましたが、慣れてくるとスルスル切ることができました!
いよいよお花を生けていきます。
今回は一番基本の型を教えていただきました。
久保島さんが所属されている草月流では、まずは基本の型を徹底して覚えることが大事だそうです。
型を覚えたところから、自分なりに崩していくことで個性が生まれるんだとか。
わずか10分程でお手本が完成。
今回使用した花は、フトイ、ヒマワリ、吾亦紅(ワレモコウ)、ドラセナの4種類。
理論を教わってから見ると、一本一本の花がどういう役割を果たしているのかがわかり、とても面白いです!
生徒さんたちも、各々作品を仕上げていきます。
他の方の作品も見ることができるので、より学びが深まります。
お手本を見た後に、実際に生けてみた作品がこちら!
理想通りの角度になるように花を生けるのが、想像以上に難しく、だんだん花が下がってきてしまうなど、難しかったです…。
お手本を見た直後なのに、全く違うものが完成してしまいました…(笑)
生けた後は、講評の時間。
久保島さんが、一つ一つ確認してアドバイスをくださります。
少し久保島さんに手直ししていただくだけでも全く違う見え方になるので、改めて生け花の奥深さを感じました。
久保島さんは生け花の面白さについて、
「自分が映し出されるところ」と仰っていました。
体調が悪い時や、イライラしている時など
その時の自分がそのまま反映されてしまうので、作品には嘘がつけないんだとか。
また、出来上がった作品だけでなく、その過程を見て何か感じてほしいという思いから、音楽に合わせて花を生けるライブパフォーマンスも始められたそうです。
ご興味のある方はぜひ、こちらの教室や久保島さんのパフォーマンスを観に行ってみてください。
- 店名
- 菊名神社いけばな教室
- 住所
- 神奈川県横浜市港北区菊名6-5-14
- 曜日・時間
- 月曜日 13:00~15:00 ※毎月2回18:00~21:00
- https://www.instagram.com/kazunori.kuboshima_ikebana
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