子どもたちに失敗できる場を「富士塚レディアンツ」

ケのまち調査隊

2年前に取材させていただいた
横浜で1番歴史のある少年野球チーム『富士塚レディアンツ 少年部』

現在の状況について久しぶりにお話を伺ってきました!

25年以上監督をされている白水監督

篠原小・城郷小・岸根公園・新横浜公園周辺
住んでいる子どもたちが多く所属している富士塚レディアンツ。

基本的に小学生が活動の中心ですが、兄弟の影響で、保育園から来てる子もいるんだとか。

2年前の取材時と比べて、チームの人数は2倍ほどに増えたそうです!

窓際編集長も白水監督の大ファンです!

しかし人数が増えていく一方で、レディアンツを『ひとつの習い事』として捉える人も増えてきたと感じているそうです。

監督いわく、レディアンツのチームメイトは、
「友達」ではなく「仲間」だということですが、その違いを尋ねたところ

「楽な時だけでなく、苦しい時も一緒に乗り越えるのが仲間」

とのことでした。そのためにも、

私たちに子どものことを、もっと任せてもらえたら

「子供だけの世界に、子供たちを送り出してもらえたら」

とお話されていました。

例えば親が「うちの子は体力ないから…」
子どもの限界を決めてしまうのは、子どもの成長の機会を奪ってしまうことにもなります。

大切なのは、大人がしっかりと見守っている場で、子どもたちの力を限界ギリギリまで引き出してあげることで、子どもたちは見違えるほど成長していくそうです。

ちなみに、レディアンツでは水分補給をしっかり行うなど、健康面にも気をつけているので、
今まで熱中症になった子は一人もいないそうです。

また、社会に出てからは不条理との戦いも多いと思います。

以前は学校が社会の厳しい一面も教えてくれていましたが、今は先生の立場も難しくなり、厳しいことが言えない時代になってしまいました。

でもレディアンツでは、そんな社会の不条理との関わり方も学べるそうです。

白水監督の話を真面目に聞く子どもたち

監督は、

「失敗が許される場所なので、どんどん失敗してほしい」

「『失敗するのが怖い、恥ずかしい』という子供たちのストッパーをはずしてあげたい」

極論を言えば、

白水監督:

「失敗してもらうために、レディアンツをやっている!」

とまでお話されていました。

失敗する前に止めてしまうと失敗経験が積めず、成功にはなかなか辿り着けません。

大切なのは、失敗からなぜ失敗したのかを学ぶことだと仰っていました。

また、子ども達も監督に遠慮なく間違いを指摘してくれるそうで、何でも言い合える仲なんだとか。

親にも見せないLINEの内容を、監督には特別に見せてくれることもあるそうです(笑)

今回の取材でも富士塚レディアンツは、野球を通して色々なことを経験できる、子供の第三の居場所(サードプレイス)だということを改めて感じました。

そして25年以上、様々な時代の子どもを見続けている白水監督だからこそ、子どもの力を引き出してあげられるんだなとも感じました。

子どもたちに失敗も含め、いろいろな経験をさせてあげたい方は、ご連絡してみてはいかがでしょうか!?

富士塚レディアンツ

ホームページ
https://www.radiants-bb.com/
instagram
https://www.instagram.com/radiants_syounenbu/

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この記事を書いた人

鈴木安佳音

鈴木安佳音

広報職や、保育園栄養士などを経験し、2021年にフリーランスとして独立。カメラ・料理・ドラマ・美容・器が好き。

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