書店(など)制作記@白楽:第2回【1月5週目〜3月1週目】

ケのまち調査隊

2025年7月、白楽駅すぐそばに、書店(など)が新規オープン予定

書店(+ちょっと飲食)であり、イベントスペースであり、コワーキングスペースであり、店主さんの編集事務所でもあるような「小さな複合文化施設」

書店員経験ゼロの小池さんが、書店開業までの試行錯誤を綴る、寄稿連載の第2回です。今回は1月5週目〜3月1週目までの記録です。

小池真幸:
編集者。1993年川崎生まれ、白楽在住。人文や生活にまつわる領域を中心に、ウェブから紙媒体、イベントまで幅広く企画・編集。批評誌「PLANETS」、人文・社会科学分野の研究者を伴走支援する一般社団法人デサイロ、デザインの可能性を探究するメディア「designing」、「嗜好」を探求するメディア「DIG THE TEA」をはじめ、多数のプロジェクトにて研究者やクリエイターらと協働。



※この記事は、note連載「書店(など)制作記──横浜・白楽にて」を転載したものです※

【2025年1月5週目】思わぬ反響。そして「空間デザイン」問題

先週、恐る恐るこの「書店(など)制作記」の第1弾記事を公開したら、思いのほかたくさんの反響をいただけて、とてもありがたい。本当に手探りで準備しているので、知り合いでもそうでない人にも、たくさんの応援の声をいただいているのはとても励みになる。気にかけてくれたり、あたたかい応援の声をかけてくださったりした方々、本当にありがとうございます。ご期待に添えるよう、場づくり(+この制作記の執筆)をしっかり頑張らねばと、あらためて気が引き締まる。ちなみに前回の記事にしっかりと書きそびれたのだけれど、3月にはクラウドファンディングも実施予定なので、もしよければ頭の片隅に置いておいていただけたら嬉しいです。

そして今回、応援のコメントやメッセージをいただいた方々に、「◯◯さんの●●に大いに触発されました」「△△さんに学んだ▲▲があったからこその挑戦です」的なリプライをたくさん返すことになった。これ、別にリップサービスやご機嫌取りとかではなく、本当にそうなのだ。跡地をゆずっていただいた「はるや」はもちろん、これまで編集者としてお世話になってきた数々の書き手や取材先の方々の思想や実践、距離の近さを問わずリスペクトして刺激を受けていた知人・友人たちなど、これまでの人生で出会ったあらゆる人たちから受け取ったエキスを自分なりに編集し、昇華させたのが今回の取り組みなのだと実感した。具体的にどんな人たちからどんな影響を受けてきたのか、というところは、追々詳しく書いていけたらと思っている。

そんなこんなで、今週はわりと記事の反響を受け止め、それをきっかけにいろいろな人と連絡を取ることに時間や気力を費やしており、かつ編集業のほうもいくつかの校了期や重めの講座運営・登壇が重なったりしていて、何か目に見える変化があったわけではないのだけれど、実はかなり思考が進んだ手応えがあった。

まず、#1でも触れた、この本屋(など)のクリエイティブ・ディレクションをお願いすることになった守屋輝一くんに、書店(など)のコンセプトや収支計画などをあらためてまとめ、共有した。そして、こうしてまとめてみると、今後詰めなくてはいけない点や、自分の中での思考が整理しきれていない部分が浮き彫りになってくる。

そんな中で課題として浮かび上がってきたのが、書店、イベントスペース、コワーキングスペース、事務所と、場所としての要素が多いがゆえに、コンセプトや提供価値がわかりづらいという点。コンセプトや提供価値が散漫としていると、限られた予算やリソースの中でどこに力を入れるべきなのかがふわっとしてしまい、結果としてすべてが中途半端になってしまいかねない。そこで改めて、輝一くんとも話しながら、ざっくり下記のようなかたちで思考を整理した。

・あくまでも、メインの提供価値は「本」。世界の見方を変えてくれるような本、あるいはそれと関連したトークイベントや勉強会・読書会に出会えること。それが自分が一番やりたいことだし、編集者としての経験や知見が最も活かせるポイントでもある。

・コワーキングスペースに関しては、当たり前だが設備や環境のリッチさ、生産性向上といった観点で見れば、専業でやっている大手事業者と戦えるわけがない。そうではなく、オフの書店という珍しい場所で、多忙な仕事や家庭などとは「異なる時間軸」でゆったり作業や読書ができる、まちの共同書斎(リビング?)的な場所としての価値を提供する

そして、もう一つ大きな思考が進んだ感覚があったのが、「空間デザイン」の問題。

そもそも先週の制作記では、下記の自分が「はるや」時代に最も居心地が良く、居座っていた下記のエリアを「事務所エリアになる予定」と書いていた。ここの前に間仕切りを立てて、店舗やコワーキングとは異なる、事務所エリアとする予定だった。この場所を長く続けるためにも、自分の編集業での生産性は最大限高めなければいけない、と思っていたからだ。

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しかし、これは先週の記事でも紹介した、「小池さんは自分がすごい居心地が良くて、仕事場として通っていたんですよね?であればその良さをマネタイズしていくべきです」という決定的なアドバイスをいただいた松栄の酒井さんからも指摘されたことなのだけれど、「最も居心地が良かった場所を、価値として提供しないのは違うのでは?」というめちゃくちゃ当たり前のことに気がついた。

というか、独り占めしようとしていたというよりは、構造上、間仕切りを立てて別エリアをつくるならほぼここしかないので、ここを事務所化する意外の思考回路にあまり至れなかったのだ。

ただ、冷静に考えると、居心地の良い書斎的なコワーキングスペースをつくるのであれば、そことは別に自分の居心地の良いエリアをつくるのは違う気がするし、そもそも僕はわりと周りに人がいても全然仕事に集中できるタイプなので、わざわざ間仕切りを立てて事務所エリアを隔絶する必要は薄い。

というわけで、明確なきっかけがあったわけではないのだけれど、「間仕切りは設けず、全体を書店・コワーキングスペースのエリアにして、自分もそこのいちユーザーとして常駐して仕事をする」という方針に切り替わりつつある。むしろ、自分が最大限居心地が良く作業がしやすい場所をつくることが、そのまま提供価値になるはず。それから、間仕切りを立てなければ、その分スペースが広くなるので、店舗でやれることも増える。細かい違いに見えるかもしれないが、僕にとっては大きな方針転換だった。

そして、間仕切りを立てないという方針に切り替えたことで、内装工事の必要性がほぼゼロになった。すると、逆に難しくなるのが、「空間デザインをどんな風に進めるのか」という問題だ。

予算的な面もあるけれど、それよりも好きな場所を残したいという意図で、基本的には壁や床などは「はるや」時代のものをそのまま残したい。となると、基本的に空間デザインは、本棚や机・椅子といった什器の選定・配置のみになってくる。しかし、一般に空間設計は、内装工事をする前提で、対工事費の割合や坪単価といったかたちで設計費が決まるようだ。何より、内装をいじれないとなると、空間デザインにおいてできることが少なくなる。そうなると、逆に、一般的な料金規定・テーブルでお仕事をしている空間デザイナーやさん建築家さんにはお願いしづらくなる。

そこで、輝一くんと話す中で浮上したのが、いわゆる規定のかたちでの空間デザインとしてではなく、できるだけ自前でつくる前提で、まちに文化的な場所をつくるプロセス自体に関心を持ってくれる空間デザイナーさんや建築家さんに「監修」してもらう、という案。もっとシンプルに言えば、この取り組みを面白がってくれるような空間デザイナーさん・設計士さん・建築家さんに「一枚噛んでもらう」、という方法とも言えるかもしれない(もちろん謝礼はできるだけしっかりお支払いする、という前提で)。まだまだ具体化は必要だし、この後方向性が変わる可能性も全然あるが、一旦はその方向性で、面白がってくれる同志を探す方向性で動いてみようと思う。

そんなこんなで、今週はわりとソフトウェアレベルでの大きな変化があった週だった。

ちなみに今日の午前は、お店のチラシやメニュー表、あるいは何かちょっとした冊子などをつくるときに活かせたらと、お隣駅の妙蓮寺の本屋・生活綴方さんが提供してくれているリソグラフ印刷機の利用サービスの会員になってみるために、講習会を受けに行っていた。ストーブの効いた部屋で中岡祐介さんの柔らかく軽妙なトークを聞いていると、極寒の休日朝であることを忘れてしまう。ふだん書籍編集などをしていても、実は印刷・製本の部分はかなり印刷会社の方にお任せしているので、こうして手作業での印刷・製本プロセスを学ぶのはとても勉強になる。何より、リソグラフがもともと学校のプリントなどで使われていた「事務」用品で「誰でも使える」ように設計されている、というのが、生活綴方さんの思想そのもので素敵だなと思った。さっそく会員にならせていただいたので、一旦は諸々のアイテムをここで作ってみようと思う。一緒に受講していた方の中に、もともと「はるや」によく行っていて、このマガジンもフォローしてくれているという方もいらっしゃって、ありがたい。

リソグラフ – 本屋・生活綴方本屋・生活綴方のリソグラフは、主に「生活綴方出版部」の本の出版のために使用するとともに、会員制にして有料で開放しておりますtsudurikata.life

また、帰りがけに向かいの「石堂書店」で何冊か本を買わせていただきつつ、店長の鈴木雅代さんと少し立ち話。妙蓮寺のお客さんの人文好き度合いに驚きつつ、そういう人にも一目置いてもらえるよう頑張って選書せねばと、改めて気が引き締まる。

石堂書店 – 横浜・妙蓮寺/本のオアシスbooks-ishidoh.com

【2025年2月1週目】クラファン準備、庭の話、わかめしゃぶしゃぶ

先週の「書店(など)制作記」で、「空間デザイン」についての悩みや課題感をそのまま書いたところ、とてもとてもありがたいことに、何人かの方々からアドバイスや人の紹介などのご連絡をいただき、空間デザインのパートナーになり得る可能性がある方何人かとつながることができた。ご一緒できたらめちゃくちゃ心強いなという方々ばかりで、今週から来週にかけてはその方々と丁寧に打ち合わせしながら、具体的に誰とどのような形で進めていくのかを詰めていく期間となる。ご連絡くださったみなさん、本当にありがとうございます。

一昔前には「プロセスエコノミー」なんて言葉もちょっと流行ったけれど、こうして制作プロセスや途上での悩みを赤裸々に発信していくことは、単なる宣伝や後世への蓄積だけでなく、自分のリアルタイムな悩みを直接的に解決していくことにもつながるのだなと学ぶ。もちろん、完全にステルスで準備して、お披露目の段階でいきなり完成形を見せるのが一番クールだなとは思うし、いち編集者としてはそういう欲望もないわけじゃない。ただ、とにかく今回、完全に素人として書店(など)制作を進めていくにあたっては、そういうプライドや色気はかなぐり捨て、ためらわずバックヤードを見せていくスタンスを取るのがベターだろうという結論にあらためて至る。

それから今週は、3月から開始予定のクラウドファンディングの準備にも本格的に着手しはじめた。クリエイティブ・ディレクションを手伝ってくれている輝一くんから、コンセプトを精緻化する意味でも、一回外に発信する用のテキストをまとめたほうがいいというアドバイスをもらい、それならどのみち書かなければいけないクラファン用のテキストの草稿を書いてみようと思い、手を動かしてみる。結果、ある程度クラファン用テキストの骨格になるようなものができ上がった。

書いてみて思ったのは、施設そのものの役割が多様だからこそ、プロジェクトとしての文脈もけっこう多様で、それゆえのわかりづらさがあるのではないかということ。書店振興はもちろん、まちの文化拠点づくり、横浜エリアの地域振興、編集者として生み出せる価値の開拓、そして「はるや」からの継承など、プロジェクトに乗せたい文脈がたくさんあり、何のプロジェクトなのかがわかりづらくなるのではないかと思ってしまった。もちろん主軸としては「書店」を置くのだけれど、その他にもいろんな文脈を乗せたくなってしまい、かつどれも外したくない。でも、そのままだと伝わりづらいのではないかと。

ただ、ここは輝一くんが「その多面性を活かして、いろんな角度から発信していけば、いろんな関心や問題意識を持った人が応援してくれるのでは?」というコメントをしてくれて、なるほどそういうものかもしれないという気持ちに。もはや輝一くん、クリエイティブの域を超えて経営全般のパートナー級にサポートしてくれて、本当に心強い。

というわけで、クラウドファンディング期間中は、「書店」という切り口だけではなく、さまざまな関心を持った人に届けるため、何度かちょっとしたトークイベントをやろうという話になった。(配信も行う前提で)開店前の書店を会場にすれば、そのプロセス含め面白いのではないかと。そうなると当初の予定より前倒しでWifiや配信設備の整備を進めたり、何よりイベントの企画・集客・準備などでいっそう大変になるけれど、ゆくゆくはお客さんや知り合い起点でボトムアップにイベントや催しが生まれていく場にするためにも、最初のうちは自分で積極的に仕掛けて場を温めていくことが必要だろうということで、なんとか頑張ろうと思う。



ちなみに、これはまた追ってしっかりとした文章にまとめようと思うのだけれど、こうして最初に色々と環境を整備したり、いずれは自然発生的にさまざまな催しが生まれていく場にするための下準備としてまずは自分から色々と仕掛けたりしていくプロセスを、僕は「作庭」(庭づくり)として捉えている。もちろん、実際に庭があるわけではないので、アナロジーだ。

というのも、僕が編集者としてめちゃくちゃお世話になり、この人には絶対に足を向けて寝れないという人が何人かいて、その一人に「PLANETS」編集長で評論家の宇野常寛さんという人がいる。宇野さんは『庭の話』という近刊を出したが、実は僕のこの書店(など)制作は、僕なりの『庭の話』への応答というか、そこで提示された問いに対する実践でもある。

『庭の話』の内容について書いているとそれだけで日が暮れてしまうので関心がある人はぜひ本を読んでもらえたらと思うけれど、この本を僕なりに一言でいうと、いまのプラットフォーム資本主義社会下の問題の解決につながり得る「場所」(空間)の条件について論じた本といえる。

宇野常寛『庭の話』

プラットフォーム資本主義と人間との関係はどうあるべきなのか?
ケア、民藝、パターン・ランゲージ、中動態、そして「作庭」。一見無関係なさまざまな分野の知見を総動員してプラットフォームでも、コモンズでもない「庭」と呼ばれるあらたな公共空間のモデルを構想する。『遅いインターネット』から4年、疫病と戦争を経たこの時代にもっとも切実に求められている、情報技術が失わせたものを回復するための智慧がここに。

版元サイトより引用

重要なのは、これは宇野さん自身が言っているように、この本は評論家としての宇野さんの数年に一度の代表作であると同時に、編集者としての宇野さんのここ数年の活動が集約されたものでもあるという点。そしてありがたいことに、僕はここ数年、PLANETS編集部のスタッフとして、その多くの現場で宇野さんのそばで同席させていただいていた。この『庭の話』の原液とでも言うべきシーンに多数立ち会う中で、否応なく僕自身もそのエキスを吸い取るかたちになってしまい、自分でも「庭」──プラットフォーム資本主義下において、人間と人間意外の存在とのコミュニケーションを取り戻す場所──をつくってみたいという気持ちになるのは、何ら不自然なことではないだろう。

この『庭の話』はここ数年の僕の集大成的な一冊です。なので、この本について解説すると僕のこの数年の仕事が網羅できるようになります。2020年以降の『遅いインターネット』以降の情報社会論的な仕事や、都市開発についての研究会の主催(庭プロジェクト)や、『モノノメ』などの編集者としての仕事で得たものが、この本には集約されています。

宇野常寛「『庭の話』が100倍面白くなる自己解説テキスト」より引用

もちろん多大に影響を受けているとはいえ、僕は宇野さんの”手下”や”取り巻き”ではないし、細部については考えが異なる部分だって全然あるので(そうでなかったらめちゃくちゃ不健全だと思う)、『庭の話』のコンセプトをそのまま実装していくというわけではない。しかし、自分にとっては「書店(など)制作」が宇野さんの「庭」論への応答であることは否定しようがないし、開店に向けてのさまざまな準備は「ガーデニング」のプロセスの一部として捉えている。(具体的に「庭」論をどう受け止め、どう応答していくのかという話は、長くなってしまうので、また追ってしっかりと書こうと思う)。

そんなこんなで、今週も「作庭」を進めている。今週は講談社と読売新聞による「書店振興のための共同提言」が発表されて関係者の間で議論を呼んだりしていて、もちろん僕も自分ごととしてめちゃくちゃ関心を寄せているけれども、結局はいま自分がやるべきは足元の「作庭」作業を粛々と進めていくことだという気持ちにはなっている。制度的サポートはつねに喉から手が出るほどほしいけれど。

発書店振興のための共同提言 : 講談社街の書店には、ネット書店とは違う様々な機能がある。街の書店は人々の「居場所」としての機能も持っている。日本社会から書店が急www.kodansha.co.jp

それから今週は、もうすぐ長崎に引っ越してしまう「はるや」のお二人と、「はるや」で出会って勉強会の講師をお願いするまでになったが、同じくじきに引っ越して白楽を後にしてしまうラッパーで在野の哲学研究者の牛田悦正さんと、白楽でささやかな送別会。「はるや」ですすめられて読んでめちゃくちゃ素晴らしかった、武塙麻衣子さんの名著『酒場の君』で取り上げられていた、白楽の「角吉」という海鮮居酒屋へ。初の訪問だったが素晴らしいお店で、お刺身から唐揚げまでどれを取っても申し分なく、何より(武塙さんのエッセイでも触れられていた)名物のわかめしゃぶしゃぶは、これまで食べたわかめの中でもトップクラスの美味しさで、誇張ではなく海そのものを食べているような感覚。これまで地元にいながら行ったことがなかった自分を恥じたし、おそらくそんな店がまだまだたくさん眠っているはずだ。

武塙麻衣子『酒場の君』

【2025年2月2週目】これからの「横浜」の面白さって?野毛、そして高層ビルの42階から考える

今週は書店(など)の空間デザインに関心を持ってくださった建築家さんたちとお話しする機会をいただき、かなり大きな動きや考えの変化などもあったのだけれど、まだ検討期間で公にできないので、この話は来週か再来週あたりにしっかり書けたらと思っている。

というわけで、今週はわりと水面下での動きが多かった。ただ、そんな中でも、主に「横浜」について、いっそうグルグルと思考をめぐらせた週でもあった。

ここ最近、お店の開業も一つのきっかけとしつつ、横浜付近で暮らす、広義の同業者の方々との接点が増えてきた。中でも、僕もここ数年とてもお世話になっている株式会社MIMIGURIという会社に所属する、ファシリテーターの押田一平さんという方が、横浜周辺に暮らしている人文・デザイン関係の人びとを積極的につなげてくださっている。押田さんは共通の知人もたくさんいて、関心も近そうなのでいつかお話してみたいなと勝手に思いながら、絶妙に接点がなく数年が過ぎていたのだけれど、同じく横浜周辺で暮らしている瀬尾浩二郎さん(newQ代表/『メタフィジカルデザイン』著者)の計らいもあり先月にようやく知己を得て、それからよく連絡を取ったりお会いしたりするようになった。

ちょうど今週も、押田さんが運営されているオンラインのゆるいコミュニティで、これから野毛で飲むという投稿をたまたま見つけ、急遽ご一緒させていただくことに。もともと僕は突発的に予定が入るのがあまり得意じゃないタイプだったのだけれど、ここ最近はとりわけ横浜近辺に関してはフットワークを軽くしていこうという機運になっていて、この日も勢いで混ぜていただいた。近年はわざわざ都内から飲みに来てくれる人もいるくらい人気のエリアになりつつある野毛は、僕もいち横浜市民としてたまに飲みに行くエリアではあるけれど、まだまだ知らないお店だらけなので、こうして先達に案内していただいて、足元の世界が広がっていくのはとても楽しい。

押田さんは横浜付近に散らばっている人びと、あるいは横浜に住んでいない人でも、できるだけ色々な人に野毛を中心とした横浜エリアに集ってもらおうとボトムアップな活動をされていて、僕も自分のお店でそういう動きに少しでも寄与できないかと考えている。開港後の明治〜戦後にかけて、ジャズや映画をはじめ当時最先端だった欧米のカルチャーをいち早く取り込み、文化が生成されていく場所だったこの横浜という場所で、もはやそうした役割を終えたいま、どんな文化生成のかたちがあり得るのか。この問いは僕自身も小さいながらも実践しながら、いろいろな人と一緒に考えていきたいと思っている。というわけで、ぜひみなさん野毛や横浜に遊びに来てください。できる限り飛んでいきます。

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惜しくも入れなかった名店「キネマ」

そして今日はまた別のかたちで、横浜に新たなうねりを生み出そうとしているスポットに足を運ぶ。

先週のこの「制作記」にもとてもありがたいアンサーをいただいた、評論家/PLANETS編集長の宇野常寛さんが、昨年横浜にできた、東急・相鉄が運営する「Vlag yokohama」という共創スペースでトークイベントに出演するということで、バスに20分ほど揺られて遊びに行ってきた。

『庭の話』刊行記念イベント【2/16(sun.)】 | Vlag yokohama|フラグヨコハマ【公式】

「Vlag yokohama」はできた当初から気にはなっていて、ただなかなか伺う機会がなかったので、ようやくの初訪問。横浜駅から直結のビルで、2階から42階まで直通のエレベーターに乗って向かう、秘密基地のような場所。

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横浜駅すぐそばにそびえ立つ「THE YOKOHAMA FRONT」。ここの42階に「Vlag yokohama」はある(上から横浜一帯を見下ろす眺めもなかなか壮観だったのだけれど、写真を撮り忘れてしまった)

イベントは『庭の話』を起点に、いわゆる「共創」的なスペースでいかに「雑味」や「裏切り」を入れていくことができるかという議論、あるいは都市における「庭」的な場所、そしてそうした場を運営する人のあり方まで、観客からの積極的な質問に応答していくとても刺激的な時間だった。僕自身も、小さな「庭」をつくろうとするいちプレイヤーとしても考えさせられるところが多く、とりわけ「居心地がいい」という要素と、「あくまでも事物との出会いや日常における別の時間軸が主目的で、コミュニティの存続そのものを目的としない」という要素の両立を、いかにして実装していくかという問いについてグルグルと考えていた。

イベント終了後は、宇野さん、たまたま遊びに来ていた知人の人類学者の水上優さん(合同会社メッシュワーク共同創業者)、横浜在住でデザインやリサーチにかかわる活動をされているかねだゆりあさん、そして「Vlag yokohama」を運営するUDSの湯浅直樹さんや三浦宗晃さん、東急不動産の武井駿さんなどと軽く立ち話。デベロッパーによる「大きな」施設だからこそできること、逆に自分のようないち零細事業主による「小さな」施設だからこそできること、その両者がいい具合に混ざり合い、化学反応を起こしていくのかが重要なのではないかというような気持ちに。

デベロッパーによる再開発を雑に“巨悪”的に批判するような議論がよくある気もするけれど、僕個人としては、そういう単純な二項対立的な図式は思考停止であまり意味がないのではないかと考えている。デベロッパーのみなさんもそういう批判は百も承知でそれでもいかに良い場をつくるのかという考えのもと尽力されている方ばかりなので、大小さまざまな規模感のプレイヤーがいかにして役割分担し、ときに協働するようなエコシステムを築いていくかを考えるのが真摯・誠実で建設的な態度ではないかと、いち極小プレイヤーながらに思っている。これを機に、「Vlag yokohama」でも何か面白いことがご一緒できたらと、楽しみになる時間だった。

今日のイベント(+アフタートーク)でも話題にのぼったけれども、この「横浜」(あるいは白楽)だからこそできることは何なのか、引き続き向き合っていきたい。

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「Vlag yokohama」から直結で横浜駅まで向かう道すがら、大規模商業施設「NEWoMan横浜」からちらっと見える、歴史ある横丁「狸小路」。近所ながら、ここでちゃんと飲んだことがないので、訪れねば。
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同じく大規模商業施設「NEWoMan横浜」からちらっと見える、ブラックホールのように突如表れる空き地(+味わい深い「狸小路」のバックヤード)。もともとフレッシュネスバーガーがあったのだけれど、知らぬ間に取り壊して空き地になっていた。大都市の隙間の裂け目のよう。

【2025年2月3週目】「空間デザイン」パートナー決定。そしてソウルへ

今週はまず一つ、大きな報告がある。先月から懸案事項としてこの「制作記」にもちょこちょこ書いていた「空間デザイン」問題だが、記事を読んで色々と取り計らってくださったみなさんのおかげもあり、ついに空間デザインのパートナーを引き受けてくださる建築家さんが決定した。

今回の書店(など)の空間デザインを担当してくださるのは、建築家の神永 侑子さん(AKINAI GARDEN STUDIO 共同主宰)に決まった。

アキナイガーデン | 横浜市最古のお寺、弘明寺から連なる弘明寺商店街にある小商いを実験する日替わりオーナー店舗。店舗運営の他、関東を中心に企画・設計活動をしています

Life is beautiful – まちでの出会いが循環する、小商い暮らしという考え方。

vol.15 梅村陽一郎さん・神永侑子さん | YAMAVICO HAUS

神永さんは横浜の中心部から少しだけ離れた「弘明寺(ぐみょうじ)」というエリア(基本的には住宅街だけれど、活気ある商店街が有名なエリアでもある)で、ご夫婦で建築設計事務所「AKINAI GARDEN STUDIO」を営まれている。

特筆すべきは、ご自宅のあるマンションの1階で、2019年よりシェア小商スペース「アキナイガーデン」を運営されていたこと。「小商い暮らし」というコンセプトのもと、将来自分のお店を持ちたい人や、新しいチャレンジをしたい人のための「小商い実験室」を約5年運営されていた。

ちなみに2024年8月からは、この元・アキナイガーデンのスペースでは、「小商い」出店者のお一人が常設店としてコーヒースタンド「PEACH COFFEE」を営まれており、まさに「実験」から新しいまちのプレイヤーが生まれたというかたちだ。なおアキナイガーデンを引き継いだ後も、神永さんたちはまちの「商い」を盛り上げる新たな取り組みに踏み出しており、今年からは弘明寺の商店街で月1回のマーケット「橋の上の弘明寺市場」を開催されている。

僕もこの前、久しぶりに弘明寺の商店街を訪れつつ、「PEACH COFFEE」やその上にある神永さんたちの事務所に遊びに行かせていただいたのだけれど、真ん中に橋があるのが特徴的な弘明寺の商店街によく馴染んでいる、とても気持ちの良い場所だった。

ABOUT US | アキナイガーデン

PEACH COFFEE / ピーチコーヒー -横浜・弘明寺-

1/26(日)開催 第1回「橋の上の、弘明寺市場」〜想いを架ける、月に一度の橋渡し〜 | 弘明寺かんのん通り商店街

僕は自分のお店を、洗練されたギャラリーのような場所というよりは、来てくれる人にちょっとした読書会や勉強会、あるいはポップアップでの小商いを開いてもらえるような、そんな文化生成の場所としていきたい想いを強く持っている。弘明寺という、横浜の中心部からの距離感が白楽とほぼ同程度で、さらに白楽と同じく活発な商店街のあるまち(白楽には戦後の闇市を発祥とする「六角橋商店街」という横浜で有名な商店街がある)で「小商い」の土壌をつくりあげてこられた神永さんのお力の借りられるというのは、ま僕にとって渡りに船だった。

そしてもう一つ、重要なことがある。

もともと僕は数年前まで「まちづくり」といったジャンルにあまり強い関心を持っていなかったのだけれど、一昨年にPLANETSから刊行した『2020年代のまちづくり』という論集の編集を担当する中で、かなり関心の度合いが高まっていった。

中でも、横浜を拠点とする設計事務所「オンデザイン」を主宰されている建築家の西田司さんへのインタビューがかなり自分としても価値観を変えられるもので、そのテーマがまさに「小商い」だったのだ。特定の技能に関するずば抜けたプロフェッショナルや「まちづくり」の専門家ではなく、専業ではない住民たちがちょっとした好奇心や趣味の延長で、「余暇(レクリエーション)」として「小商い」を営むことで、まちの文化的多様性、そして結果として人びとの「Public」に対する意識も高まっていくという議論は当時の僕にとっては目からウロコで、そのとき初めて「編集の仕事をしつつ、傍らでなにか小商いをやってみるのもありかもしれない」とうっすら思うようになったのだ。

そして、神永さんはもともとこのオンデザインの出身で、なおかつそのインタビュー記事でも言及されていた白楽の「まちのような国際学生寮」の設計にも関わられていたというのだ。これには勝手ながら運命めいたものを感じてしまい、ぜひ何としてもお願いしたいという気持ちになった。

2020年代のまちづくり: 震災復興から地方創生へ、オリンピックからアフターコロナへ

オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」

というわけで、他にも何人か興味を示してくださる方々とお話し、どの方もとても素晴らしいバイブスや実績をお持ちの方ばかりだったのでとても、とても悩んだのだけれど、神永さんにお願いすることに決めた。心強いパートナーに引き受けていただけて、シンプルにとても嬉しい。

ちなみに神永さんとはもともと一面識もなかったのだけれど、先週の「制作記」でも触れた、横浜在住のデザイナー/ファシリテーターの押田一平さんが引き合わせてくださった。あらためて深い感謝。さらにはAKINAI GARDEN STUDIOは、同じく横浜在住で、ここ数年さまざまにお世話になっている瀬尾浩二郎さんの主宰する「ニューQ」という会社の新オフィスの設計も手がけられていたとのことで、たまたま昨年取材しに行って素敵だなと思っていたこともあり、その点でも勝手に嬉しくなっていた。

デザインと哲学を行き来し、ただひたすらに「問い」続ける──newQ・瀬尾浩二郎|designing

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さっそく店舗スペースで打ち合わせをしたのだけれど、コンセプトレベルから具体の設計まで「そう!それ!」という魅力的で、でも僕には考えつかなかったアイデアを次々と出してくれて、とてもワクワクしている。


そして、今週はもう一つ、しっかり書き残しておかなければいけない大きな出来事があった。

実は木曜から今日まで、韓国のソウルに、独立系書店文化のリサーチに行っていたのだ。何を隠そう、いまこの記事は、成田から横浜に帰る高速バスの中で書いている。韓国は近年とても独立系書店が活発で、10年近く前にはなるがそのムーヴメントを丹念に取材して書かれた素晴らしい本も出ている。僕も書店を始めるにあたって、一度しっかり自分の目でその活況ぶりを見てみたいと考え、思い切って3泊4日(フルで使えたのは2日)のリサーチ旅行に出かけたのだ。

本の未来を探す旅 ソウル|朝日出版社

結果、計11店舗の独立系書店を訪れ、話を聞いてきた。本来、今週は後半はほぼソウルだったのでそっちの話を詳しく書くべきなのだけれど、神永さんの紹介を書き始めたら思いのほか筆が進んでしまい、ここからソウルのレポートも書いていたら盛り盛りになってしまいそうなので、そちらは番外編として週半ばにあらためて書こうと思う。

韓国の書店ではいま何が起きているのか?ソウルの独立系書店をたずねて──書店(など)制作記・番外編

【2025年2月4週目〜3月1週目】スケジュール・資金計画の見直し。そして契約スタート

先日公開したソウルでの「番外編」、思った以上に反響をいただけていてありがたい。記事内でも書かれているように韓国における書店文化の豊かさは、約10年ほど前から書店業界においては注目を集めていたことだけれど(とはいえ僕も勉強不足ゆえちゃんと知ったのはここ数年のことだ)、その現状をいっそう幅広く伝えていくのに少しでも役立てたなら嬉しい。

そんな中で、今週は大きな方針変更の必要性が浮上してきて、水面下でわりとタフな対応を求められている。

結論から言うと、当初予定していた「5月開店」が厳しくなり、おそらく「7月開店」となりそうな見込みとなった。

ただ、これは総じてポジティブな意思決定だと考えている。

事情をできるだけ丁寧に説明すると、もともとはあまり内装はいじらず、ほぼ居抜きに近い状態での開店という前提で、5月開店を見込んでいた。しかし、この「書店(など)制作記#」でも書いたように、途中から空間デザインにしっかりこだわろうという方針に変わった。そして、先週の「書店(など)制作記」で書いたように、縁あって建築家の神永侑子さんという心強い空間デザインのパートナーさんと巡り合うことができた。

今週はさっそく神永さんがあらためて予算やスケジュールを引き直してくださった。できる限り元のスケジュールに沿うようなかたちに調整はしてくださったものの、現時点で浮上しているアイデアを実現するのであればある程度の内装工事が必要で、そうするとしっかりと十分な対話や検討の期間をとったうえで設計・工事をするためには、どうしても開店できる状態になるのが7月頭になってしまうことがわかった。

もちろん、開店が遅れるというのは、イコール売上が発生しはじめる時期もそれだけ遅れるということ。単に短期的な数字だけ見ると、当初の収集見込みより悪化することを意味する。(念のためことわっておくが、これは空間デザインの重要性を軽視したままで事業計画を引いてしまった3ヶ月前の僕の完全なる見込みミスであり、建築家さんサイドには1ミリの責任もない。そもそも、7月オープンですら、タイトなスケジュールであることには変わりない)

しかし僕は、短期的には収支が悪化しても、神永さんのアイデアの魅力に懸けたいと考えた。言い換えれば、そのほうが絶対に良い場所になり、中長期的には収益もプラスになるという直感がある。

そうして、開店を遅らせてでも、来てくれた人にいっそう良質な時間を過ごしてもらえる場所を実現するほうを選んだ

というわけで、また正式な開店日などは確定次第追ってお知らせするけれども、当初の「3月にクラファン→5月にオープン」から「4月にクラファン→7月にオープン」に変更することになりそうな見込みだ。5月のオープンを楽しみにしてくださっていた方には申し訳ない気持ちでいっぱいだが、そのぶんより良い場所にできるよう、誠心誠意頑張ります。

ただ、本格的な工事が始まる前の5月くらいのタイミングで、何かしらのプレオープン期間(あるいはイベント)を設けたいとは考えている。こちらも詳細が決まり次第告知できたらと思う。

それからもう一つ重要なこととして、当初の見込みよりがっつりとした工事を行うということは、それだけ初期投資も多く必要になるということ。となると、当初工面していた資金だけでは足りない可能性が高いので、今週から追加融資に向けても動き出している。これもなかなか不確実性の高い、タフなプロセスではある。



そんなこんなで、かなり大きな、しかし総論としてはポジティブな方針変更があった1週間だが、別の観点でもいくつかの節目あった。

まず、日頃お世話になっているとある研究者の方が、諸般の事情で蔵書を整理しなければいけなくなり、僕が書店を始めるのであればぜひお店に並べてほしいと、かなりの量の蔵書を譲っていただいた。諸般の事情からその研究者の方の名前はまだ公にはできないのだけれど、専門領域に閉じないあまりに幅広い蔵書に興奮しっぱなしだったとともに、一冊一冊、その研究者の方のコメントを拝聴できる、なんとも贅沢な時間だった。おかげさまでいっそう棚に幅が出そうです。本当にありがとうございます。

ちなみに、もともとはお店は新刊書店にする予定だったのだけれど、少し考えが変わり、やはり古物商を取得し、古書の買取・販売も無理のない範囲で行おうと考えている。

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そして、ついに「はるや」のお二人が長崎に発たれるとのことで、冷蔵庫、さらにはお二人が以前つくられた『いたずら辞典』の在庫の一部まで譲っていただく。搬出・搬入を終えて、白楽の中華料理屋でランチし、白楽エリアが誇る素晴らしい珈琲店「Coffee and Baked Ura」でお茶。

ご近所さんとして気軽にお二人に会えるのもこれで本当に最後かと思うと寂しくなるなと思っていたけれど、いつも通り世間話や韓国の土産話をして、いつも通りに解散。湿っぽさのない「はるや」らしくて、なんだか気持ちがよかった。寂しいのは事実だけれど、良い場所にできるよういっそう頑張ります。

いたずら事典

日本一が淹れるコーヒーとこだわりの焼菓子を|Coffee and Baked Ura|東白楽

もう一つ大きな出来事としては、きのう3/1から、ついに物件の契約がスタートした。

きのうは早速、いくつか自宅に置いてあった資材などを搬入。いま僕のキーケースには自宅の鍵と実家の鍵がふたつくっついているのだけれど、そこにもう一つの鍵が追加される感慨に浸るまでもなく、早速ヘトヘトになった。

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いくつか見える机と椅子は、「はるや」から譲っていただいたもので、僕がお客さんとして数え切れないほど座っていた席でもある。こちらは新しいお店でも引き継がせていただく

同じ建物には、下の階にお寿司屋さんと居酒屋さん、上の階には住居があり、「はるや」時代に僕はほとんど接点がなかったのだけれど、前掲の「Ura」の珈琲ギフトを手土産にご挨拶に伺った(お寿司屋さん以外は不在だったのでまた後日伺う)。

そうこうしていると、建物の前で2階(お店の場所)を覗き込む二人組。不思議に思い話しかけてみると、「ここに本屋さんありましたよね?」。跡地を引き継がせていただくことの良さと責任を、さっそく痛感した。

(つづく)

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この記事を書いた人

小池 真幸

小池 真幸

編集者。1993年川崎生まれ、白楽在住。人文や生活にまつわる領域を中心に、ウェブから紙媒体、イベントまで幅広く企画・編集。批評誌「PLANETS」、人文・社会科学分野の研究者を伴走支援する一般社団法人デサイロ、デザインの可能性を探究するメディア「designing」、「嗜好」を探求するメディア「DIG THE TEA」をはじめ、多数のプロジェクトにて研究者やクリエイターらと協働。

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